さて柴犬のこた先生による
コタロー講座シリーズも5回目を迎えました。

今回この講座を受講するにあたり
今までの講座をちゃんと受講しておく必要があるとかないとかないとか。
(↓今までの講座)
コタロー講座 | 柴犬コタロー日記

まあ今後の人生において
勉強になるかどうかはさて置き
こた先生の人となりならぬ犬となりを知っていただくには
たいへん有意義な講座でありますので
お時間許す方はそちらもご賞味くださいませ。

では講師のこた先生をお呼びいたします。

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どーも、私がこた先生こと柴犬コタローです。
柴犬コタロー日記
飼い主 注)寝起きです(汗)

さて本日は飼い主さんからのご質問のハガキにお答えする内容です。

え?なんでいまどきメールじゃなくてハガキかって?

すいませんねぇ。
なにしろキーボードでひとつキー押したら
周りのキーまで押しちゃうもんで
イラッとするんですよ。
私の神業ブラインドタッチに追いついてこないとは
まったく不便な世の中です。

さておハガキはこちら。

「こた先生、こんにちは。
 実は愛犬についてご相談があります。
 我が家の愛犬は散歩中にほとんどアイコンタクトをしてきません。
 私が愛情たっぷりに声をかけても無視するばかりです。
 こんなつれない愛犬にどう対応すればよいのでしょうか?」

あー、いますねぇ。
こういう困った飼い主さん

間違えないでくださいね。
ヘンなのはご愛犬ではなくご自身ですから
そのヘン心得違いをしないよーによろしくお願いしますね。

人間界には「人の目を見て話す」なんていう
犬界の常識からはおよそ考えられない
「目をじっと見つめる」なんちゅー失礼極まりない態度
礼儀正しいとされる恐ろしいことがあるようですが
基本、私たち犬は目なんて見つめたりしませんよ。

ましてや散歩中でしょ?
ほかに目を向けなきゃいけないことがたくさんありますので
飼い主の顔ばかり見てたら電信柱にぶつかっちゃいます。

先生も子犬のころに飼い主の顔を見てたら
溝に落ちたことがあります。
コタローがこっち見てる♪なんて喜ぶ
飼い主の顔があほ面だな~と思って見てたので
バチが当たったかもしれません。
若かりし頃の消したい過去のひとつです(-“-)

アイコンタクトなぞしておらんでも
ご愛犬はきっとあなたの様子は適宜探っておりますとも。
間違いありません。

え?目で見もしないのにって?

我々 犬は
人間のほとんどお飾りのような耳とは違って
ちゃーんと機能する耳を持ってますからね。
柴犬コタロー日記
こうやってちゃんとついてきてるか
携帯で手悪さなんてしてないか耳で探っておりますですよ。

ちゃんと我々のことを見ていればわかるはずです。
アイコンタクトだけがコンタクトじゃありませんからね。
ちなみに先生はアイコンより耳コン派です。

そりゃたまにはアイコンもしてやったりもしますが
そんなの一瞬です。一瞬
柴犬コタロー日記
ぼけっと見つめて大事な歩みを止めるような
愚かしい真似はいたしません。

そもそも用事もないのになんで外に出てまで
飼い主の顔をぼーっと見つめる必要があるんですか?

散歩はやるべきことがたくさんあって忙しいんです。

誰かのメッセージを読んだり
メッセージに返事を書いたり
新しくメッセージを残したり
運動したりも必要です。

え?飼い主を愛してたら散歩中でも見つめるもんじゃないのかですって?

あのですねぇ~
そんな「仕事と私とどっちが大事?」的な発想はやめてくださいね。

先生の場合、散歩中に「私とどっちが大事なの?」なんて
飼い主に言われたらはっきり言います!

バッタの方が大事です、ハイ。
柴犬コタロー日記

いいですか、散歩中はバッタです。
柴犬コタロー日記

もひとつ言いますと
「愛情たっぷりに声かけ」もあまりしないでくださいませね。

こっちはいろんな音を聞くのに忙しいので
邪魔しないでいただきたいものです。

あんまりうるさいと飼い主の声だけ遮断したりしますのでね。

ほんとに飼い主に用事があれば
ちゃんとわかるようにコンタクトとりますから。

先生だって危ない橋を渡るより
飼い主を利用した方が安全な時は
ちゃんと使ってやろうかとコンタクトしますよ。
柴犬コタロー日記

アイコンタクトしないと嘆くより
飼い主のあなたの方がアイコンタクト以外のコンタクトを
ちゃんと覚えてくださいね。

たとえばリード使い。
これも立派なご愛犬とのコンタクトですよ。

ちゃんとゆるゆるなリード使いができていれば
指一本分のわずかな力加減でも
ちゃーんとご愛犬はわかるはずです。
柴犬コタロー日記

それができない人はちゃんとコタロー講座PART3を受講して下さいね。

あなたが気が付かないところで
ご愛犬はちゃーんとコンタクトしております。

こた先生はリード使いがちょっとな、と思ったときは
リードをちらっと見たりしますよ。

その動作ひとつで飼い主が「あ!」と気が付くように
きちんと飼い主をしつけました。

こういうご愛犬からの小さなコンタクトを
ひとつひとつ丁寧に拾っていけば
そのうちバッタより飼い主が大事と言ってくれるかもしれません。
柴犬コタロー日記

が、あまりそこは期待しないように。
先生は今でもこれからもバッタの方が大事です。
なにしろバッタは季節物ですからね、旬を逃すといなくなりますので。

それではみなさん、また次回までごきげんよう。

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