勝手にお勉強シリーズ第三弾。
今回で最終回です。
前回まではこちら↓
犬語のべんきょうのしかた(前編)
犬語のべんきょうのしかた(中編)


自分の犬の犬語を勉強するにあたり
まずはよく自分の犬を観察するところから始まって
次に犬の気持ち、もっと単純に言えば「快」か「不快」かを
考えるわけですけど。


ここで気を付けたいことがふたつあります。



ひとつは本で読んだことを
そのまんま当てはめないこと。

本の種類(っていうか出来?)にもよりますが
ひとつの動作につきひとつの意味(感情)を
説明してくれてたりしますが
実際は必ずしもその動作がいつも同じ意味を
表しているとは限らない
ってことです。

実はちゃんと本で予習してる
勉強熱心な飼い主さんに多いのですが
この動作はこの意味だ!と決めつけてしまいがちなので
気をつけたいところです。


例えばプレイバウ。
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その名前からも想像できるように
だいたいが「犬が遊びに誘うポーズ」だと言われます。

確かに間違いではありません。

遊びに誘う時にもやるポーズです。

でも、その他の場面、それ以外の意味、それ以外の感情で
このポーズをすることもあります。

コタローは犬相手にも私相手にも
よくこのプレイバウを使います。

一昨日、推定2才の和犬MIX(元保護犬)と
たまたまお散歩で会いまして
飼い主さんとちょっとお話してる時に
この犬とコタローが正面から向き合う時がありました。

お互い知らない間柄ではないのですが
幼なじみでもなく成犬になってからの知り合いです。

特に敵対心があるわけでもないですが
完全に心を許してる仲とは言い難いです。


そんなオス二頭が正面から目と目が向き合います。
もし社会化不足同士ならガウガウ言い合う間合いです。

と、ここでコタローのプレイバウ

遊びに誘ったというよりも
カッコよく言うと(笑)緊張の緩和かな(笑)?
その場の空気をちょっとリラックスさせたり
自分はコトを構えるつもりないことを相手に伝えたり
まあだいたいそんなとこだと思われます。

相手の犬はまだちょっと社会化不足気味でありますが
ちゃんとコタローのメッセージ受け取って
ちょっと自分もプレイバウっぽい動きをして・・・
結果、ちょっとした緊張は緩和って感じ。


この前は公園でコタローとぼけっとしてたら
ちょっと大事な用事で電話がかかってきて
ちょっと話し込んでると
おもむろに私にプレイバウ。

これも遊ぼうよ、というよりは
私に対するちょっとした抗議かなと思います。

コタローとしてはこの場を立ち去りたいか
なにか私に用事があったかして
電話をやめてもらいたいという
動きは激しいですが(笑)
婉曲的な抗議かな~。

もちろんさっさと電話を切り上げて
お散歩続行させていただきましたですヨ。


私も以前はコタローがプレイバウを
いろんな意味に使うってことがわかってなくて
「へ?なんでこんな時に遊びに誘うの?
 空気読めない犬なの?」
なんて思ってたこともありました。

例えば知り合いの犬同士が吠え合ったりとか
(これはその場の緊張を緩和したかったのかな)
初対面の犬が私におやつをねだった来たとか
(相手の犬に抗議してたのかな)

やっぱりなんか違う?って思って
はっきりわかったのが1才半の頃。
(ご参照:プレイバウの意味


それから本の知識は知識として必要かもだけど
その犬語の前後の様子や相手を見たりして
考えるようになりました。

それでもどうしてもわからなかったら
基本に立ち戻って
コタローは「快」か「不快」かを考えてます。

不快が悪いってわけでもなくて
先のコタローのプレイバウなんていうのは
不快を感じてそれを緩和しようと
働きかける感じですよね(たぶんね)。



もうひとつ、気を付けないとと思うのは
自分の犬がどういう気持ちか
多少なりともわかるようになってくると
ついつい過剰な拡大解釈をしてしまいがちです。


例えば先の電話する私に対する抗議なら
「ママ、もう電話はやめて僕と遊ぼうよ!」
「ママ、はやくあっちの公園行ってボール投げしようよ!」
とかいうのは明らかに過剰な解釈です。

それよりシンプルに「こっち注目しろ」ぐらいが
正解かもしれません(笑)。


お散歩中に犬がアイコンタクトしてきたからって
「ママと一緒だとお散歩楽しいな!」っていうのは拡大解釈かな。


ただウキウキしてる楽しい気分を表しただけか
飼い主がいる位置を単純に確認しただけっていうのが
正解な気がします。
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夢を打ち砕くようで申し訳ないですが(笑)。


自分の脳内アテレコで遊んでるだけなら拡大解釈も楽しいもんですが
気を付けないと犬語を表現したその犬の気持ちを
読み違えてしまうので注意したいところです。


人はどうしても無意識に人間的な感情を
犬語の中に無理やり見てしまって
過剰な人間語に意訳してしまいがちなので
そういうところは意識して排除するくらいの方が
間違いは少なそうです。
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当たり前ですが、犬と人間とでは
思考回路も違います。

たとえば
「うちの犬はとても友好的な態度で
 犬語的にも丁寧なあいさつで近づいたのに
 なんで嫌がられたの?
 相手の犬が犬語もわからない犬なんじゃないの?」
って場合。

確かに相手がこちらの犬語が分からなかった場合もあるかも。

でも、犬ですからね。

単純に気に入らない、嫌い。
「不快」だったってだけって場合も多いのです。

人間なら丁寧にあいさつしてくる相手を
罵倒するなんて通常なら信じらない行動ですが
犬なんでね。

礼儀正しい相手を全部が全部
受け入れなくちゃいけないかっていうと
そんな義理もないわけですよ。


そんな人間との違いを受け入れつつ
ある意味、客観的に冷静に自分の犬の犬語を見ることは
本当に自分の犬を理解するのには
必要なことなんじゃないかなあと思う次第です。
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犬語のべんきょうと言いながら
一度も「犬が耳をこーしたときは」なんて出てきやしない(笑)
勝手にお勉強シリーズにお付き合いいただいて
ありがとうございました。
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