「犬語」と言われる犬のことばですが
ほとんど言語だけに頼ってる人間語とは違って
動作も使ってコミュニケーションをとるのが犬ですね。

というか、犬のコミュニケーションは
音声なんかよりずっとちょっとしたしぐさや視線なんかで
気持ちを表現することの方が多いです。

そうしたしぐさの「犬語」を勉強するための本は
Amazonにでもいけばたくさんありますから
「へ~」って読んでみるのもいいですが。

本通り、マニュアル通りの犬語だけを表現してる犬って
まあまずいないと思われます。

人間と違って統一された正しい文法なんて
小難しいことを学ぶわけじゃないですしね。

犬が犬語を表現するのは
本能・模倣・経験かと(勝手に(笑))思います。

本能・・・誰に教わるともなく持って生まれた表現方法。
自分を落ち着かせるためのカーミングシグナルなんていうのは
この部類になるのかな。

模倣・・・ほかの犬の真似っこですね。
真似っこした結果、いろいろイイこと悪いことあると
それがまた経験になっていきますね。

経験・・・本能や模倣からの犬語を表現した結果起きた出来事から
いろいろ学習します。

ですので、乱暴な犬語を表現する犬といると
それを模倣して乱暴な犬語になるってこともあり得ます。

その辺は人間の子供と一緒ですな(笑)。
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ちなみにコタさんのプレイバウはかなり激しい。
これは模倣っちゅーより犬種差?個体差?な気がする

基本的な動作はある程度決まっても
表現方法やその強弱は個体差があるのが犬語かなと。

飼い主とのコミュニケーションでも
もちろん犬語で表現してきます。
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視線と態度で「そっち行きたくないんだけどぉ~」

本来の犬語って
犬と犬との間で交わされるものが
とっても豊かでおもしろいのですけど
まずいちばんに勉強しなくちゃいけないのは
犬が人間に伝える際の犬語なんだと思います。

で、また犬と犬との犬語を話しだすと
長ーくなりそうなんで
またかい!って言われそうですが
前後編くらいに分けようかと・・・。

というわけで今回前編です(笑)。

飼い主へ積極的に伝えようとするのは
何らかの「要望」ですね。
そして伝わらないと犬が思えば
どんどん表現はオーバーになっていきます。

人間同士だって相手に伝わってないと思ったら
聞こえなかったかな?ってもっと大きな声になったり
言葉を変えたり動作もつけたりしますよね。

性格もありますから
最初っからオーバーな表現する犬もいると思いますが
だいたいは静かな表現から始まるんじゃないかなぁ。

例えば飼い主が食べてるものが欲しいと思って
人間語でいう「ちょうだい!」って表現しようとする。

最初はじっと見つめたり
目の前でオスワリしたり
クンクン鳴いたりしたかも。

それでもくれないと
飼い主をなめたり
ワンワンくらい鳴くかも。

さらにくれないと
前足をかけたり
大きな声でワンワンワンワンワンっって吠えるかも。

で、だいたいこのヘンの騒ぎであげる飼い主が出ます。
うるさいな~、もうあげるよって。

おりこうさんは1回で。
慎重な犬も数回で。

「へー、うちの飼い主ってば
 このくらい大きく言わないと
 わからないんだなー。
 
 んじゃ次回からはちゃんと
 最初っから大声だしてあげよっと」

・・・あらまあ!なんて親切なんでしょう(笑)

犬にどんな食べ物をいつ与えるかは
それぞれの飼い主さん次第なので
どれが正しいとは言いませんが
でもあげるなら小声の時にあげちゃいなYO!とか
思ったりして(^_^;)

あ、ちなみにコタローですが
おくれよってくることがありますが
まあ私は冷酷無比な飼い主ですので(笑)
自分の食べ物はあげないですけどね。

それをわかっちゃいるけど
一応小声で言ってみたりするコタローですが
まあそうだよね、くれないよねーっ
知ってたよ!ってあきらめます(笑)。

でもほんとにおなかがすいてる時は
飼い主が食べ物を持っていなかろうが
堂々と要求しにいらっしゃいます。

「ウォゥ・・ウォゥ」って
傍から見たら唸ってんの?って間違えられそうですが(笑)
うちの場合はその時々の状況を見て
あげたりあげなかったりですね。

「イヤ」ってことを伝える時も
最初は小さな小さなしぐさですよね。

耳を引くとか顔をそむけるとか
積極的に飼い主に伝えようというよりは
自然とそういうしぐさが出ちゃう的な感じ。

ほんとならこの時点で気が付いて
イヤなことをやめてあげるのがベストです。

次の段階は飼い主へ積極的に伝えようとしてきますが
それも最初は小さなアクションですよね。

ちょっと声に出して文句言ったり
身体ごとそむけたり。
柴犬コタロー
踏ん張ったり

少なくともこの時点で
気が付いてやらなくちゃいかんです。
もう犬の方は飼い主にイヤって伝えてきてるので
当然、それが伝わらないとなると
さらに過剰な表現になっていきます。

歯を当てる。
唸る。
牙をむく。

こうなったらもう絶対絶対やめなくちゃダメです。
そうでないと関係が破たんします。

最終的に噛む(咬む)まで行ってしまったら
かなりこじれてしまいます。

でも犬がイヤって言ってるのがよくわからない
どこを見たらいいのやらって話もよく聞きます。
コタロー日記
この場合はどこ見ましょうかね(汗)

とりあえず何かしら本でもなんでも
犬のイヤを示すしぐさは頭に入れとくとして
後はもう自分の犬の観察です。

何をしてほしいの?
何をしてほしくないの?
なんて言ってるのかわからない。
そんなことも多々あることでしょう。

私の場合ですがそういう時は
単純化しちゃってます。

細かいことはとりあえず置いといて
今犬が表現してるのは
「快」か「不快」かどっちだ?ってこと。

「快」ならその状態を続けるべく
「不快」ならその状態を避けるべく。

まずはそんなとこから
始めてみたらいいのかなぁなんて
自戒も込めて思ってる次第です。

次回の後編は
素人犬飼いの私目線なので
小難しいことは全然ナシで(笑)
犬と犬とで交わされる犬語編。

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