犬連れ鹿肉&生食セミナー【前編】 の続き。

ペットフード、手作り食についてのお話もありました。

市販のフードの添加物問題もさることながら
(↑このあたりはちょっとググればわんさか出てきます。)
今回の中心は生食で得られる水分と栄養について。

柴犬コタロー日記
セミナー代以上のお土産がついております

手作り食といえども
毎日毎食、無添加無農薬のものばかり
食べさせているわけではありませんし
また自給自足でもしない限りは
まずムリでしょう。

市販のフードに比べればずいぶんマシだとは思いますが
個人的には手作り食のいちばんいい点は
「水分摂取」だと思うんですね。

生食に限らず手作り食の場合
その60%は水分です。

ではドライフードだって
ちゃんと水を用意して別に飲ませてやればいいんじゃない?
ってことになりそうなのですが。

セミナーでのお話によると
水単体での摂取より
食べ物(の細胞の中)に含まれる水分摂取の方が
より身体に吸収されるとのことでした。

水をがぶがぶ飲むとその後はすぐにおしっこもたくさん出て
全部排出されてしまうのですが
食べ物から取った場合はちゃんと身体に吸収されているのか
そういう状態にはなりにくいとのこと。

(イオン化された状態であるとかなんとか・・・
 このへんはまた調べてみよう)

我が家の手作り食の歴史は
もともとはコタロー生後6ヶ月の時
尿結晶が出たことから始めています。

いわゆる尿結晶対策のフードを獣医に勧められ
一生それを食べ続けなさいと言われたことに疑問を持ち
犬だって人間の尿結石と同じように
生活習慣や食生活をかえることで
克服すべきなのではないかと考えたからです。

実際それはすぐに効果が出ましたし
コタローは一度も結石対策のフードは食べさせませんでしたが
それ以来毎年の健康診断でも尿結晶は一切出ていません。

ちなみに我が家のにゃんこたちも
基本はコタローと同じ手作り生食。

ただ猫は完全肉食なので
肉と野菜の割合が
犬なら肉60〜70%
野菜その他30〜40% くらいのところ
猫なら肉80〜90%
野菜その他10〜20% くらいになります。

柴犬を始め和犬系の犬は
見慣れないものは食べない面があって
みなさんなかなか苦労されているようですが
猫は柴犬以上にめんどくさいです(笑)。

野菜類は消化のためもあって
我が家はフードプロセッサーでみじん切り。
柴犬コタロー日記
でもここまで食べてくれれば合格!

うちの猫たちは保護猫ばかり3匹ですが
みな最初は水をたくさん飲むんです。

もともと砂漠の動物である猫は
あまり水を飲まないですむそうなのですが
野良だった子たちは血液検査をすると
軽度の脱水症状。

きれいな水ってなかなか外の生活では
飲めないものなんでしょうね。

それが我が家に来て水がある!とばかりに
飲みだめするのか
最初のうちはピチャピチャ飲む姿をよく見かけます。

保護当時は食べやすいし食いつきの良い
ドライフードを中心にあげてるからからも知れませんが。
それが手作り食を食べるようになって
1ヶ月もたつと水を飲む姿を全然見なくなります。
柴犬コタロー日記
我が家ではいわっゆる猫の「置きエサ」はしません
生食だし、いつもごはんがあることの悪影響もききますから

でもおしっこは気持ちいいくらいジャーッとします。
きっと食べ物だけで水分は足りてるんだと思います。

それに保護当初は涙目や目やにが出ていた
ケイトやひなたも
手作り食でもろもろデトックスされる(たぶん)と
すっきりきれいな目になってきました。
柴犬コタロー日記
ケイトも食べるたびに涙が出てました

いちばんめんどくさかったのは
加熱食時代の手作りかな。
冷ますのも時間かかって大変だったし。

生食は基本的に冷凍肉を解凍して
フードプロセッサーにかけた野菜と混ぜて終わりだから
実は生食の方が楽。
柴犬コタロー日記
肉は骨つきが基本だそうな

セミナーでも言われてましたけど
手作り食・生食を始めたからといって
贅沢になって市販のフードを食べなくなるなんてことは
まずナイですね。

今時の市販フードは食いつき研究(?)がすごいので
ニオイやうまみ成分アミノ酸やらで
癖になるおいしさらしいです。

うちでもサンプルでもらうフードは
たまにおやつであげたりしますが
コタローにも猫にもジャンクな感じがいいのか(笑)すごい人気。

むしろ生肉とかの方が食べない犬が多い。

だってニオイもないし
(生肉より焼き肉の方がいいにおいするでしょ?)
野生を忘れちゃったペットたちは
食べ物だってわからかったりするんですよね。

でもみじん切りにするとか
ちょっと熱湯かけてあげるとか
工夫すれば食べてくれるようになるんじゃないかな。

コタローもそうだったもんね。
野菜なんて絶対食べなかったのに
みじん切りがスタートして
今ではキュウリも大根もキャベツも
パリパリ食べるもん。

グリーントライプについても
ニオイ軽減のためにトライプを洗って(漂白して?)
せっかくの微生物を殺してしまう製品も多いので
そこは注意した方がよいらしい。

そうそう、トライプっていうのは
トライプとは、牛・羊・鹿・山羊など反芻動物の第4胃です。

消化液や消化酵素、消化を助けるプロバイオティクス・乳酸菌などを含む
犬の健康食品といわれるもの。

ちなみにこちらのトライプは
丹波鹿がせっせと食べた熊笹がメイン。

熊笹も人間の健康食品にも使われてるくらいだから
ますます健康によさげ。

しかも丹波鹿ちゃんってば
農薬まいた畑にはこないくらい敏感で
身体に悪いものは食べないみたい。

野生動物はそのへん敏感なんですな。

と、まあこんな感じのセミナーだったのですが
少人数だったので犬連れでも落ち着いて勉強できました。

また口コミで集めて
何かしらためになるセミナーをやってみたいなぁ〜。

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