今日はお天気も良かったし
邪魔者(笑)たちがいないのでシャンプーしました。

いつもは入れない禁断の水周り
わーいゲートが開いてる!と探索していたら
まんまとシャンプーだった柴犬の衝撃

トレーニングやしつけの中でよく聞く
「和犬はおやつが効かない」
「和犬はおやつに釣られない」

その一方でプロと呼ばれる方々がいう
「おやつが食べられないのはストレスサイン」

以前は私もこの
「おやつが食べられない=ストレス」
という考え方は受け入れられなかったんです。

今でこそコタローはおやつをよく食べる犬ですが
1才まではおやつを食べるということが
特に外ではあまりありませんでした。

どこかでやっぱり
「独立心旺盛で人に媚びない」
だから
「おやつを簡単には食べない」
という和犬の性質を好きだと思っていたこともあって(^_^;)

それも一理あるんだとは思うんですけど。


全身びしょ濡れで気が遠くなる柴犬

実はこの「独立心旺盛」って裏を返せば
「ストレスにさらされている」
もしくは
「緊張している」
ことでもあるんじゃないかなと
思ったりするようになってきました。

独立心旺盛だから、人に甘えず自分でなんとかしようとする。
自分で対処するつもりだから
人任せにしてしまう依存心のある犬より
ある程度の緊張がそこにはあるのではないかなと。

ストレスで吠えやすい犬種って言うのもあると思うんですけど
和犬は基本的に吠えないタイプが多いので
パッと見にはストレスにさらされているようには見えない。

でも実際はレベルの差こそあれ
緊張してるわけだから
おやつを差し出されも
「今そんなもん食べてる場合じゃないから」
ってなることが多い。

そんな考えもあるんじゃないかなぁと。


うわぁ責めてるよ~ しずかーに責めてるよ~(汗)

同じようなレベルのストレスでも
大多数の犬ならおやつを食べても
和犬は食べないということが多いのではないかな。

おおらかなキャラクターを持っている洋犬
たとえばレトリバー系とかに比べて
ストレスというか緊張を感じやすく
その影響を受けやすい犬種といえるかもしれません。

一般に「陽性」のトレーニングっていうのは
おやつを使うことが多いのですけど

(別にその犬が好きなものなら
 おやつで無くてもいいのですけど
 おやつよりボールが好きな和犬なんて
 聞いたことないし(笑))

おやつを使うには
まずストレスレベルが下がってないと無理なんですよね。

そして和犬はその「独立心旺盛」からくるストレスによって
洋犬に比べると
もっとずっとストレスレベルを下げてないと
トレーニングができないのかもしれません。


デリケート(笑)な和犬はこういう状況ではおやつお断りです

このあたりが巷のトレーナーさんが
「和犬はトレーニングしづらい」ってところなのかしらん。

たいていの場合は
おやつに簡単に釣られない時点で
強制的な手法に変えられることが多いようです。

ストレスを感じている犬に
さらに大きなストレス=強制訓練を与えることで
トレーニングするわけですけど。

まあアレですね。

おなかが痛いと言ってる人の目を
針で刺すとその目の痛みで腹痛を忘れるみたいな(^_^;)
(え?比喩がひどすぎ?)

そう考えると
やっぱり強制的な訓練は
どこかで無理が生じそうな気がしますけどねぇ・・・。


シャンプー終わってタオルドライまでこぎつくとウェルカムおやつ♪

で、おやつに釣られるほどストレスレベルを下げるには
ものすごくストレスマネジメントが必要になってくるのですけど
これはまた個体差も大きいでしょうね。

ストレスレベル10がMAXだとして、
たとえば一般的な洋犬ならレベル7でおやつが食べられるし
レベル5なら十分トレーニングもできる、
でも一般的な和犬はレベル3でないと食べないし
レベル2以下でないとトレーニングもできないとか
もっと繊細な個体はレベルがゼロでないと食べないかもしれません。

だから
「おやつも食べられないくらいストレス抱えてるなんてかわいそう!」
っていうのもちょっと違うかな(^_^;)

ストレスレベルが5でも
なんとかトレーニングできるのが洋犬で

ストレスレベルが2でないと
トレーニングに入れないのが和犬。

だからトレーニング中に
おやつ食べられない和犬の方が
おやつ食べてる洋犬より
ストレスを抱えていない=落ち着いているという
なんだか矛盾したようなことが起きてたりするんじゃないかしらん。

このストレスの要因は
住環境だったり
お散歩の仕方だったり
飼い主との関係だったり
他の犬との関係だったり
体調だったり
性質だったり
経験不足だったり
もうありとあらゆる要因が複雑に絡み合っているので
こうすればすぐにストレスレベルが下がりますよ、っていうものでもないと思うんです。

第三者から見たらすぐにわかる場合もあるし
プロでもなかなかわからない場合もあるでしょうね。

だからもし一般的な陽性トレーニングを
和犬に対してしようと思ったら
飼い主がひとつずつ、ひとつずつ、
ストレスがかかっていると思われる要因を取り除いていくしかないかも。


後はおやつでもかじりながらストーブで乾かしてくれたまえ

でももしかすると
もっと和犬にぴったりのトレーニング方法が
あるかもしれませんけどね。

ほら、陽性トレーニングを初め
一般的なトレーニングって洋物だから(笑)
和犬の性質を大切にしつつ
強制的でない手法が
いつか出てくるかも・・・かも???

ちなみに
シャンプーのときだけでなく
散歩出だしでウンチに急いでるコタローにおやつを差し出しても
滅多に食べません。

排泄する場所にこだわりのある和犬は
ウンチ前はストレスレベルが高いのね(笑)

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