2008年9月生まれの柴犬コタロー。
うちのコになったのは2008年11月3日。
それから5年3ヶ月の間、ずーっと一緒です。
コタローおいてどこか外泊したこともなきゃ
コタローを一晩どこかに預けたこともないので
マジでずーっと一緒。
・・・なんかすごいな(汗)
で、その5年超過ごしてきていちばん大変だったのは
最初の「ワクチン3回打つまでは散歩行っちゃいけません」の時期。
2ヶ月弱かな?
そこがお互いもっとも大変な時期でした。
トイレトレーニングはわりとスムーズだったのですが
(さすが柴犬)
ご多分に漏れず「甘噛み」問題が大変でした。
(さすが柴犬・・・)
甘えて遊んでもらいたくての甘噛みなら
対処のしようもあるのですが
触ろうとしたから噛む!
触ったから噛む!
気に入らないから噛む!
そこにいるから噛む!
「え?にーちゃん、そんな犬だったの!」
「ほっとけ」
私自身は子供のころに柴犬を飼っていたことがあったのですが
コタパパ・コタ姉どちらも犬は初めて。
自分たちが「飼いたい!面倒みる!」(ま、信じちゃいなかったが)
と言って飼いだしたにもかかわらず
やれかみつくだ暴れるだなんでだと
なぜかおかーさんが責められる。(ありがちな構図)
それもかなり精神的にプレッシャー。
本のしつけ方法を試してみたら(いわゆるルックアップ法ってやつ)
わずかながら築いてきた信頼関係もゼロどころかマイナス。
ルックアップ法で暴力こそ振るわないが
さんざん怖い声で怒って力で抑えてじっとさせるという飼い主の暴挙に
コタローが私を警戒してたとえ寝てても
私がそばを通ると起きるようになったのでした。
あれ?おかしいな・・・って思って
最初の転機はこの「失敗」だったかな。
ここで「よし!おとなしくなったな」なんて勘違いしてたら
今のコタローとの関係は築けなかったと思います。
それからとにかく信頼回復・・・というか
警戒しないでいいように
安心できるように
それだけをまずは最優先。
もちろんトイレやごはんのお世話はするけど
基本はとにかくそっとしてやるということを
当時は確固とした理論とかがあったわけじゃないけど
常に気を付けたような気がします。
まあこちらも生活があるので
まったくコタローのそばを通らずにはすみませんが
できるだけ速やかにその場を離れてやるとか
また落ち着いて寝に入るまで
バタバタ動かないで離れたところから見守る(笑)とか
そんなこんなで
私がそばを通っても安心して寝たままになり
たしか1、2週間くらいでコタローとの関係が
いい方向に激変したと思います。(うろ覚えで申し訳ない)
そして今に至る。というわけですが。
「それはにーさんも苦労なさったにゃー」
今にして思えば、これっていわゆる「愛情遮断」って方法なんですかね?
専門家ではないのでそのへんあいまいですが。
「愛情遮断」なんてひどい!と誤解してほしくないのですが
もちろん愛情は必要ですし愛情なくしては
家族として暮らしていけないでしょう。
ここで遮断したのは「人間側の身勝手な愛情」です。
可愛がりたい
なでたい
だっこしたい
という、犬がかわいいから飼い主がやりたいことや
身体をきれいにしてやりたい
慣れないものに慣らしてやりたい
という、人間からすれば犬を思いやってのことなど
それはまだ関係のできてない犬にとっては
愛情ですらない「人間側の身勝手な行動」なわけで
このころから意識して「愛情の押し売り」をやめるようになりました。
相手が受け入れられない愛情は
ただの押し付けなんですよね。
人間相手だってそうですよね。
しかも善意からくるものだから
余計にタチが悪いし自分で気づきづらい。
ルックアップ法をやったときだって
1%くらいはこんにゃろーっ!って思ってたかもしれませんが(笑)
99%は愛情でしたよ~。
コタローにとっては大迷惑でしたね(-“-)
しつけ教室やトレーナーさんのとこにも
いろいろ行ったりもしましたが
どこでも大前提は「コタローのやりたくないことを無理してやらない」。
トレーナーさんにとっては扱いづらい飼い主だったかもですが
トレーナーさんの顔色をうかがうより
コタローの顔色の方が大事ですらね~(笑)
顔色ちゅーてもいつも白いんだけど・・・
たとえ最中に「アレ?」って思っても
トレーナーさんがいうからやるって飼い主は
わりといると思います。
だって素人は先生に逆らいづらいものね。
やらなきゃいけないって思いますもんね。
そういうときは私は笑顔を貼り付けながら
「うーん、今日はやめときますぅ~♪」という
やる気のない飼い主を何度も演じてきました!(笑)
だからコタローと私の歩みって
たぶんできる人から見たらものっすごいゆっくりペース。
でもそれがコタローと私の適正ペースなんだろうな。
で、無理してやらないから何もできなくなったかっていうと
そういうわけでもなくて
「やられたくないことを無理してやらない」
「やりたくないことを無理してやらせない」
でも
「無理じゃないとこ」「まだまだ余裕なとこ」
そこまでは日々コツコツやる
というこれまた気の長~いことを地味に積み重ねていくと
ある日ふと
「あれ?ずいぶんできるようになってるな」
私はもともとせっかちなタイプだったと思うんですが
コタローといることで「待つ」ということを覚えました。
さすがコタ先生(笑)
あ、犬に関係ないとこで愛情をフルに発揮するのは
犬にも他人様にご迷惑かけなければいいんじゃないですかね。
自分のデスク周りを犬の写真で埋もれさせようとも
自分よりちょっとイイお肉(笑)食べさせようとも
スマフォの中の写真見てニヤニヤしてようとも
愛犬の尻見てそれに埋もれる妄想をしてようとも。
妄想だけにしてくれ
要は自分の愛情(の表現)が間違ってないか
冷静な客観的な目で見る必要はいつもあるってことですな。
・・・登場動物の話するはずだったのに
ついつい脱線してしまいました。
じ、次回はちゃんと登場動物紹介にしよう・・・かな?(汗)
twitterをフォローさせて貰ってるコタ母さん(uk3513)です。
前も言ったことあると思うんですが、 うちの子もコタロー(小太朗なんですが)で、甘噛みがひどく、その当時、まきママさんの「コタロー日記」拝見させ貰って、 本当に励みになったものです。
それから、ずーっと、 機会あるごとにtwitterやブログを覗かせてもらってます。
そんな小太朗も今は3歳5か月です。 でも、 なかなか噛みつきが完全には治らず、今もトレーニング中なんです。
幸い、 去年、 良いインストラクターの人と出会って、 とっても、良い関係になりつつあるんですが、 まだまだ、 不安要素満載で、 日々勉強中です。 そんな中、 まきママさんのtwitterの呟きが本当に参考になったり、画像での面白エピソードで、笑わせてもらったりと、 感謝しております。
今回のこのブログの内容もとっても、胸に響くものがありました。 なので、コメントを書かずにはいられなくて・・・ 長いコメントで申し訳ないです。 こんな、頼りないコタ母さんですが、これからも、よろしくお願いします。
★コタ母さんへ★
コメントありがとうございます!
おバカネタ多し(笑)のTwitterでもフォローありがとうございます。
よい出会いがあってよかったですね(^_^)
人側の愛情(表現)と犬側の愛情(表現)とでは
いろいろ違うこともあって
ボタンが掛け違っちゃうこともありますね。
小太朗くんの中では
コタ母さんを含めた家族に対する愛情と
ちょびちょび積み重なったてきた行き違いからくる不安と
ごちゃまぜになって混乱してるのかもしれませんね。
それがちゃんと整理できてきたら変わってくるのかも。
3年5ヶ月で積み上げてきたものへの交通整理は
やっぱり3年5ヶ月かかるかもしれませんが
そのくらいに思ってるとその時が
案外早くやってくるかもしれませんね。
こちらこそよろしくお願いいたします。
お笑いネタ(←?え?)がんばります???
こんばんは。
その節はいろいろ質問させていただきありがとうございました。(つくばお散歩会)
今回のお話に激しく賛成です。
犬には犬の都合がありますよね。大切に思うからこそ尊重したいといつも思います。
本当はいっぱい触ってチューしてベタベタしたいのですが妄想にしておきます。
一緒に寝てくれるだけでも幸せです♪
またお会いできたら嬉しいです。
★さぶママさんへ★
こんにちは!
こちらこそお世話になっておりますです。
さぶろうくんは愛玩犬種にしては珍しく(失礼!)おっとこ前!犬ですよね。
そりゃそうか、小さくてもテリアですもんね~。
関係ができてくると
ちょっと妄想の5%くらいを出しても
仕方ねーなーって許してくれたりして
それもまた年を重ねるごとに楽しかったりしますよね(笑)
遠いところですがぜひまたおこしくださいね!