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ごめんなさい
今日はちょっと
つらい話かもしれません

そして感情の赴くままに
キーを叩いてるので
支離滅裂な文章かもです
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今日は、我が家に迎え入れようとしてる三毛猫ケイトのお話。
三毛猫ケイト、その後 | 柴犬コタロー日記

来月の第一週末には迎え入れる予定で
どんなキャットフードがいいのかなとか
やっぱり無添加・無着色だよなとか
トイレはこれでどうかなとか
キャリーは、ケージは?
ハンモックはどうかしらとか
毎日来るべきその日を楽しみにしていました。

明後日には注文したトイレが到着するので
今三毛猫ケイトを預かってもらってるワン友宅で
トイレとかキャリーケースとか
持ち込んで慣らしてもらう予定でした。

先の週末には
家族でワン友宅にお邪魔して
ケイトの様子を見てきたりしました。

ケイトはね・・・
すごく静かなんです(^_^;)

猫じゃらしにも目では追いかけるけど反応しないし
じゃれるということがない。

大人しいと言えば、大人しい。

もちろん、そういう猫ちゃんもいるらしいし
うちに迎えてツボになる遊びを
考えていくのも楽しいかななんて思ってました。

ワン友で同じく保護された預かりにゃんことは
とっても仲良しで
まるでお母さんのようにグルーミングしてあげてるようでした。

ただ・・・

呼吸がすごく荒いのです。
といっても、犬のようにハアハア舌を出して
呼吸するわけではないのですが
おなかがペコペコするんですよ。

静かに息が荒い、というか深い。
そんな感じ。

食欲もあるので
気にしなければいいのかもというレベルかもですが
私自身がぜんそく持ちっていうのもあって
もしほんとに呼吸が苦しいなら
遊びたくても遊ばないだろうという気がしたんです。

私がその昔、
発作が出て苦しくて横になれないで座ったままで寝るみたいな
そんな状態とケイトの様子が似てるようで。

うちに引き取ってから検査してもよかったんですが
事前に調べたネットの情報では
それこそいろんな病名があって
とにかく猫が息が荒いのは
かなり切羽詰まってる状況のようなので
もし手遅れになったら・・・
あとは、慣れないうちにに来て
検査だなんだというのはかわいそうで
急きょ診てもらうことにしました。

獣医さんにも
遊ばない猫はいるよ、と言われましたが
やっぱり呼吸が気になるし
先生も、ちょっと膀胱の位置が気になるとのことで
レントゲン撮ってもらいました。

そして、診断の結果。

ケイトのおなかには、あるべきはずの臓器がありませんでした。

素人目にも、おなかが空っぽで
肺の空洞があるはずの胸に
いっぱいに臓器が詰まっているのが
一目でわかりました。

横隔膜ヘルニア。
それがケイトに下された診断でした。

横隔膜、簡単に言うと胸とお腹の臓器をわける境界です。

この膜が交通事故や落下事故、先天的な異常により
やぶれてお腹の臓器が胸になだれこんでしまう症状です。

発症して数日のうちに
手術してはみ出たお腹の臓器を元に戻し
横隔膜を再生する必要があります。
私が調べたネットの情報の中でも
特に重い症例のひとつでした。

ケイトの場合、発症して数ヶ月単位で経過しており
すでに胸に移動した臓器同士が癒着して
よっぽどの大病院でなければ
いや大学病院でさえも
手術すら困難な状況になっていました。

レントゲンで見たケイトの肺は
半分どころか4分の1もないかもしれない状態でした。

ちょっと走った、ドキドキした、
それだけで息が苦しい状態だろうと言われました。

原因は交通事故か、落下事故か、虐待か
よくわからないけれど
先生曰く、むしろこの状態でよく生きてたね、と・・・。

きっとこの身体では
自分でエサなんて取れなかっただろうから
人間からエサをもらえない日は
食べられなかったでしょうね、と。

私はレントゲンを見た瞬間
その空洞のお腹と
真っ白に臓器で埋まった胸を見て
ワッと目の奥が熱くなって
泣いてしまいそうな自分がいたんですが
泣いたところでどうにかなるものではなく
ぐっとこらえました。

この間診てもらった時は
避妊手術を考えての診療でしたが
とても手術に耐えられる身体ではありません。

もしも相性の悪い猫がいる、それだけで逃げられないから
ドキドキして息苦しい、そんな生活になってしまう。
そんな状態だからあとは
とにかく、穏やかに時間をすごさせてあげるしかないと言われました。
正直、短命であろうことも。

帰り道、ワン友と話しました。
ワン友はうちで見るよ、と言ってくれました。
ケイトの代わりに、仔猫をもらっていって、と。

・・・順当にいけば、保護した私がちゃんと最後まで引き受けるべきです。

保護した時に、心のどこかでちゃんと
いざとなったら病気があろうとも面倒をみる
そんな覚悟を持っていたつもりです。
その気持ちは、今でももちろん変わりません。

でも。
でも。

ケイトは猫が好きな猫、なんです。

今、ワン友宅で預かっている猫ちゃんを
まるで自分の仔猫のようにグルーミングしてあげて
相手もそれに応えて甘えています。

ワン友宅の飼いネコちゃんが鳴くと
「私はココよ!」とばかりに
ニャオニャオ鳴いて呼びます。

そんなコを、猫もいない
しかもある意味、天敵の犬がいる
そんな家庭に無理矢理迎えることが
はたしていいことなのだろうか。

ケイトを迎えたとして
私は責任が義務が果たせたと
自己満足にひたるかもしれませんが
ケイト自身が幸せなのだろうか。

コタローとケイトが慣れると言っても
その期間は十分に残されているのか
ケイトに負担な年月を過ごさせはしないか。

一方で、ワン友への負担も考えます。
ケイトがいることで
確実に一頭は預かれないコが出てくるわけで
しかもケイトはいつまで、という期間がないコです。

すごく、すごくグルグル回ってる状態です。

だれだったかな?
困った時はいちばん自分が困難だと思う道を選びなさい
そういう格言があったような。

この状態で、客観的にいちばん困難なのは
私がケイトを引き取ることでしょう。

私の責任は果たしたという自己満足も得られるでしょう。
ワン友にもこれ以上の負担を強いないでしょう。

でも、ケイトの幸せは?

おそらく、ケイトは生まれて初めて
穏やかな生活ができてるはずなんです。

ご飯があり、水があり
安全で暖かく清潔な寝床があり
愛すべき仔猫が側にあり
優しいかわいがってくれる人間と一緒にいて。

私のちっぽけな自己満足の為に
その幸せを奪っていいものだろうか。

かと言って、ワン友に預けると言うことは
私が楽をしたいだけじゃないのか。

・・・ぐるぐる、ぐるぐる、回っています・・・