最近、お散歩から帰ってくると
おとなりさんちのワンコがお出迎えしてくれます。

柵越しに愛を交わしております(笑)

晴れでも雨でも夜でも
律儀にお出迎えしてくれるちゃたろう。
(勝手に「ちゃったん」と呼んでます)

そんなときでもコタローはクール。

お出迎えされる気はサラサラないのである

良くも悪くも、名実ともにオトナな犬でございます。

柴犬をはじめ和犬って
基本的に「オトナ」だなと思います。

一般に和犬は性成熟期を過ぎると大人びて
あまり遊ばなくなるとか
はしゃがなくなるとか
いうことが言われるようです。

狼になるとそれは顕著で
「親離れ」「子離れ」して完全に独立した個体として
生きていくようで
犬はこの「親離れ」がないから
人と暮らしていけるらしいですが
柴犬は精神的にはいくらか親離れしていく気がしますねぇ。

コタローの場合でいえば
ごくごく子犬期の一時期を除けば
「後追い」もしなくなりましたし
人にも犬にも「顔舐め」「口舐め」はほとんどしません。

「口舐め」は子犬が母犬からごはんをもらう
吐き戻しを促すための行為らしいですが
いつまでも幼児性を残している犬は
この行為が残りやすいそうな。

コタローはブラッシングの時に
「毛づくろい」のお返しはしてくれても
顔をなめて甘えてくるってことはまずないです。

そんなオトナな犬なもので
「後追い」を利用した
呼び戻しのトレーニングはまずできませんでした。
(言い訳~(笑))

よくある「飼い主が走って逃げると追いかける」とか。
ナイナイ。

走って逃げる飼い主を
「何やってんだ」って顔して観察してるってことは
よくありましたけどね~(^_^;)

飼い主に置いていかれても
全く平気なコタローでしたが
実は最近、やっと「かくれんぼ」ができるようになりました(笑)。

公園でほげっとしてるコタローを置いて
隠れる飼い主。

丸見えだけどね・・・

なんとコタローが探しに来るのである!

見つけたー

苦節(←?)2年半、やっとコタローが
後追いしてくれるようになりました(笑)

厳密には「後追い」ではないような気がしますが。
というのは、コタローはたぶん別に
ひとりにされるのが不安になって
追いかけてきてるのではないと思われるので。

そうだなぁ・・・。

かくれんぼはゲーム感覚、という場合もあります。

でもこうやってロングリード放牧中に
呼びもしないのに
「たぶんこのへんくらいかな」と帰ってくるのは
ゲームでもないし依存でもないし不安でもないし・・・。

ふらふら~っとな

なんと説明したらいいかわからないんですけど
「一緒に散歩する」「連帯感」・・・

そうだな、一緒にいることが前提の
「チーム」って感じかな、と思ったりします。

そして「チーム」だからこそ
こっちが一方的に呼ぶわけでもなく
コタローがただただついてくるわけでもなく。

コタローから呼ばれることも多々あります。
いやむしろ、コタローに呼ばれていくことの方が多いかも(笑)。

こっちきたまえ

ある程度自立したオトナな犬を
呼び戻そうと思ったら
まず相手の言い分を尊重してやらないと
こっちの言い分はきいてもらえないのです(たぶん)。

ちなみにこっちの言い分ばかり通そうとする・・・
例えば調子に乗ってかくれんぼを繰り返すと
遠くからコタローに「ワン!」って怒られます(笑)。

・・・それでも一応、探しに来てくれるけどね。
調子にのっちゃいかんですな。

いざ!という時、危ない!という時に
こちらの言い分を聞いてもらうために
常日頃こちらに呼び戻すトレーニングをする
という方法もあるでしょうが
コタロー(と私)にはムリだなぁと思うのです。

どちらかというと
よりコタローの言い分を聞いてやって貯金を作ったかに
かかっているような気がします。

まったく呼び戻しの練習をしないって意味でないですが
呼び戻しを躍起になってやってると
コタロータイプの犬はかえって戻ってこなくなるような
気がしています。

逆のように思われるかもしれないのですが
普段コタローの言い分を聞いてるからこそ
いざという時に私の言い分がきいてもらえるような
そんな気がする今日この頃。

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ちなみにちゃったんはお見送りもしてくれる

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