今日は朝から強風が吹いておりました。

コタローの耳もぺったんこ

とてもじゃないが今日は農道コースやめましょう。

土が舞い上がっておりますです

ちょっと進んでみましたが
ほんとに目も開けていられない状態だったので
引返しました。

ゴーグルが必要だわ~

さて、東日本にお住まいの方は
日々の放射線量の測定値が気になると思います。

計測した数値に対して
国や地方自治体が
「安全です」「ただちに健康に影響はありません」
「レントゲンに比べれば・・・」とか繰り返し言ってますが
とりあえずそれは脇に置いといて。

空気が汚染されているのは
まぎれもない事実。
その事実(数値)を元に
安全かどうかは自分たちで判断しなければならないようです。

コタローの被ばく量を考えてみます。

普通に考えて、私たちよりコタローは被ばくする率が高いと思われます。
残念ながら。

なぜなら、マスクはできないし
身体についた放射性物質を
きれいに払い落すことも
お風呂できれいに流すこともままならないから。

各地で発表される放射線量の数値をもとに
考えてみます。

たとえばつくばなら以下のようなところで
計測した値をHPで発表してくれてます。
(さすが研究学園都市)
産総研:つくばセンター災害対策中央本部
つくば(KEK)の線量

産総研(産業総合研究所)とKEK(高エネルギー研究所)を比べると
産総研の方が値が高めです。

KEKは温室の内部で計測していることと関係がありそうなので
ここでは産総研の駐車場(つまり完全な屋外)の値を
参考にしてみます。

実際は事故が起きて放射線が漏れてからの値を
考えなければいけませんが
とりあえず今は今日の値が1年続くものという
前提で計算します。

・・・原発がちゃんと「フタ」してくれれば
放射線量は少なくなるでしょうし
まかりまちがって水素爆発なんて起こしたら
放射線量は先日のように跳ね上がるでしょうが。

4/8 17:00 の計測値 0.21μSv/h(マイクロシーベルト/時)を使います。
これは一時間その場にいたら被ばくする放射線量です。

ここで注意しなければいけないのは
よくテレビや自治体が計算しているように
これをそのまま24時間かけて、365日かけて
1年の被ばく量を計算してはいけないってところ。

なぜなら、この値は「体外被ばく」の量を表しているに過ぎず
汚染された空気を吸ったり
汚染された水を飲んだりして被ばくする
体内被ばくは考慮されてないからです。

計算式はこちらを参考にしました。
武田邦彦 (中部大学): 原発 小さな疑問 その2  福島は足し算、大阪はそのまま

まずまったく防御をしない場合について計算してみます。
若干、単純にして乱暴なのでご参考までに。

【防御しない場合】

1時間につき0.21μSv(マイクロシーベルト)なので
これを1日に換算します。

0.21μSv × 24時間 = 5.04μSv(マイクロシーベルト)

これに被ばくの足し算をします。
大きく分けて被ばくの原因には

大気・呼吸・水・食物

があるとします。

大気の放射線量は各地で計測されているものです。
大気(空気)はまわりにあるだけで外部被ばくしますが
それを呼吸で吸い込むことによってさらに内部被ばくしますから
別々に足します。
つまり、大気で 0.21μSv、呼吸で 0.21μSv 被ばくします。

水、食物については
大気と同様のレベルで汚染されていると仮定します。

ホウレンソウなどのように
放射線量が多く測定されたものもありますが
基本的には
ホウレンソウにも人にも犬にも他の野菜にも水にも
みな平等に放射性物質はふりかかるので
レベルは同じと考えて
別々に足します。
つまり、水で 0.21μSv、食物で 0.21μSv 被ばくします。

よって先ほどの一日の被ばく量を 大気+呼吸+水+食物 で
4倍します。

5.04μSv(マイクロシーベルト)×4 = 20.16μSv(マイクロシーベルト)

これが1日で被ばくする量になります。

そして、これを1年にすると

20.16μSv(マイクロシーベルト) × 365
 = 7358.4μSv(マイクロシーベルト)
 = 約7.4mSv(ミリシーベルト)

一般人の「安全な放射線」は1年間 1 mSv(ミリシーベルト)ですから
ちょっとアレな数字ですねぇ(ーー;)

そして今度はできる範囲で防御した場合。
【防御した場合】

0.21μSv × 24時間 = 5.04μSv(マイクロシーベルト)

は同じですが、被ばくの原因

大気・呼吸・水・食物

で防御できるものがあるとします。

人ならマスクすれば「呼吸」はゼロにしてもOKかな。
でもコタローは防御できないから(涙)1。

水はペットボトルの軟水にしたのでゼロ。
ちなみに食事を作る水もこれにしたのですが
手作り食の哀しさ、汚染された食べ物も
入ってくると思われるので
食物はあえて1のまま。

もしドッグフードオンリーの方ならここもゼロにできますね。

なのでコタローが防御できるのは水のみなので

0.21μSv × 24時間
 = 5.04μSv(マイクロシーベルト) × 3(大気・呼吸・食物)
 = 15,12μSv(マイクロシーベルト) × 365日
 = 約5518μSv(マイクロシーベルト)
 = 約5.5mSv(ミリシーベルト)

何も防御しない場合に比べて
およそ 2mSV 下げる事が出来ます。

もうちょっと食べ物に気をつけて
(たとえば汚染されてないものをできるだけ取り入れる)
ゼロとはいわないまでも0.5くらいに抑えられれば

0.21μSv × 24時間
 = 5.04μSv(マイクロシーベルト) × 2.5(大気・呼吸・食物)
 = 12,6μSv(マイクロシーベルト) × 365日
 = 約4599μSv(マイクロシーベルト)
 = 約4.6mSv(ミリシーベルト)

くらいにはなります。

人ならマスクすれば

0.21μSv × 24時間
 = 5.04μSv(マイクロシーベルト) × 1.5(大気・食物)
 = 7,56μSv(マイクロシーベルト) × 365日
 = 約2759μSv(マイクロシーベルト)
 = 約2.8mSv(ミリシーベルト)

と、かなり抑えられることになります。

ムリに悲観的になることはありませんが
計算はあくまでシビアに
でもやれることをやったら後は楽天的に構える
それしかないです。

被ばくは、しないにこしたことはありません。
特に5才未満の小さいお子さんがいるご家庭は。
(乳幼児に妊婦さんは放射線の影響を受けやすいので)

ほんとは今までの被ばく量も計算した上で
考えなければいけませんが。

ドライベント(格納容器内のガスを直接大気中に放出する)したのか
3/15(最高 1.54μSv)
3/16(最大 0.71μSv)
って値が計測されたこともありますしね。

でもひとまず今日はこのへんで(^_^;)

とりあえずこちらに従って計算すると
(※今のところ放射線は次から次へと出続けてると思われるので
  半減期等で放射線量が減ることは考慮に入れてません)

計測された毎時のシーベルト
 × 24時間
 × (大気・呼吸・水・食物)
 × 365日
 = 1年のマイクロシーベルト
 ÷ 1000
 = 1年のミリシーベルト

で現状のまま続いたとしたら、の1年間の被ばく量は計算できます。

これを考えると
どの値になったら学校を休ませるとか
とりあえず避難するとか
目安を決める事ができるかも。

5年後、10年後に調べてみたら
東北・関東の犬たちの発がん率が
上がってたりして・・・なんて考えてしまう。

だからできるだけ防御はしてみたい。

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