たまにお散歩中の写真を見た茨城県民にさえ
「は?ここどこ?」と言われますが
みなさん、ここが素敵な「国際会議観光都市」でございます。
山が呼ぶぅ~♪
「空腹時に胆汁混じりの黄色い胃液を吐く」ことについて
前回の続きです。
前回:「空腹時に吐く」ことについて(1)コタローの場合
なお私は獣医や
犬の栄養学の専門家でもありませんので
私の意見が「正しい」とは限りませんが
私自身が現在某獣医の下で勉強していることや
これまでの経験をふまえて考えをまとめておこうと思います。
犬の消化機能について簡単なまとめ。
犬も猫も人も消化の通り道は同じです。
口
↓
食道
↓
胃
↓
小腸
↓
大腸
胆汁は肝臓で作られ胆のうに貯蔵され
胃液の分泌に刺激されて
小腸(の十二指腸)で分泌されます。
胆汁は脂肪を乳化して消化しやすくするためのもの。
で。
ここで問題になるのが
なぜ本来の機能は違う動きをして
胆汁混じりの胃液を吐く=逆流してくるかって
ところですね。
ここからは私の勝手な見解も入りますので
ご参考程度に(^_^;)
■■■ 説その1●胃液が少ないから ■■■
胃液が少ないから胆汁が逆流して
吐くのではという説もあります。
ですので胃液を分泌させるために
腹持ちのいいものを食べさせて
空腹にさせないようにするなんて
対処法を言われることがあります。
■■■ 説その1●胃液が多いから ■■■
胃液が出すぎて吐くという説。
人間だとこう言われることが多いようです。
胃酸の分泌を抑える薬をもらったりします。
で、私の見解ですが・・・
少ないも多いのもアリだなと(笑)
(でもそれぞれの対処方法はすすめませんが)
胃酸の量なんて検査でもしなけりゃわかりませんが
仮に胃酸が少なくて吐いてるとすると。
たとえ空腹時でも
健康であれば嘔吐しないくらい
ちゃんと胃酸は分泌されているはずです。
(でないと生物的におかしい)
胃酸が出てない
===>消化機能が落ちてる
ってことですよね。
また胆汁の逆流を考えると
胃酸と胆汁のバランスが崩れてて
胆汁が分泌されすぎてるのかもしれません。
身体は基本的に無駄なことをしませんから
胆汁がもっと必要だと思って出てる
===>脂肪をもっと乳化する必要がある
======>脂肪の消化がうまくいってない
ってこともあるかなと思います。
単純に食事の脂肪が多すぎたか
脂肪の消化機能が落ちてる
===>脂肪を消化する膵臓の機能が落ちてる
という可能性もあるかと。
逆に胃酸が多すぎて吐いてるとすると。
胃酸を多く分泌する理由として考えらるのが
酸性度が低くなると消化がしづらく殺菌効果も薄れるので
体が胃(ひいては身体)を守ろうとして
酸性度を保つため胃酸を多く分泌するようです。
結論から言いますと
胃酸が少なかろうが多かろうが
そこは判断が付かないので
どちらにしても消化機能が落ちてるということなので
それにあった対策をしようと思います。
現在ここまで換毛進んでおります~
くっきりはっきり夏毛と冬毛の境目アリマス
ちょっとここで
犬(猫)と人間の消化の違いについて
簡単にメモ。
人間は口の中で咀嚼という物理的な消化とともに
炭水化物を分解する酵素ももっています。
犬や猫は咀嚼はしません。
飲み込みやすい大きさに
噛み千切るだけです。
また炭水化物を消化する酵素も持っていません。
(雑食寄りの肉食である犬は多少あります)
ですので、もし炭水化物を与えるなら
100回噛みましょう!って言われて噛んだくらいの
ドロドロおかゆ状(笑)にしてあげた方が
消化にかなりよいと思われます。
犬や猫は咀嚼しない代わりに
胃の消化機能が発達しています。
胃酸(胃液)の酸性度は高めで
胃酸過多なのが普通です。
これが酸性度が低く(=PH高め)なったり
胃酸が少ないと消化能力が落ち
たとえば骨を食べても長く胃にとどまることになったりして
消化器官に負担をかけることになります。
次回のメモ
「空腹時に吐く」ことについて(3)正しい対処法は?