今日は新人柴犬飼いのまきママによる
独断と偏見に満ちた(笑)柴犬的考察です。

よってあなたの柴犬には当てはまらないかもしれないです。
ま、うちの柴犬にも当てはまらないこともありますが。
悪しからず。

のっけからナンなんですが。
柴犬ってほんとトレーニングとかドッグスポーツには
向かない犬だと思います。

トレーニングやドッグスポーツって
何でもソレをやりたいための動機ってあるじゃないですか。

トレーニングやドッグスポーツそのものだったり
褒めてもらうことだったり
遊んでもらうことだったり
おやつだったりね。
そういう「ツボ」がね。

今朝のこたさんは散歩はソコソコにして
木陰でワン友待ちするらしい

柴犬はトレーニングなんぞ好きじゃない。
やらなきゃいけないか理由がわからんらしいです。

そこでオスワリする必要があるのか
なんで待たなくちゃいけないのか
意味が分からない。

褒めてもらうって言ってもね
大げさに言葉で褒めてもらったって
なでくりまわされたって
ちーっとも嬉しいとは思わない。
ちゅーか、むしろうっとおしい。

遊んでもらうとしたって
すわったり伏せたり
いちいちめんどくさいことしなくちゃいけないなら
別に遊んでくれなくたっていいや～って思う。

ひとりで枝でもかじってるからいいでーす

そうするとね
残るはおやつなんですけど。

柴犬的にはおやつをもらって何かすること自体が
トレーニングしないと容易にできなかったりするわけですよ。

例えばね、言い方悪いですけど
おやつで釣ってある動作をさせようとしますよね。
でも「あ？ソレ？今はいいや」って顔するんですよ。
おやつが身体を動かす動機にならないんです。

よくお散歩会とかでも
柴犬が他所の飼い主さんからのおやつをぺっしたり(笑)
そもそも食べなかったりしますけど
別に怖がってるからとか緊張してるからとかじゃないんです（キッパリ）。

なんでかって？理由は
「別に今は食べたくないから」。
それ以上でもそれ以下でもない。

まあでも飼い主がせっせとおやつを与えたり
ヨソサマからも何度ももらったり
ちょっと柴心も動くようなスペシャルなおやつをもらったりしてるうちにね
「ま、おやつをもらうなら動いてやろうか」
くらいの気にはさせられます。

そうなるとね、おやつのために
もはやトレーニングやスポーツとは呼べない「芸」をしてくれるようになったりします。
間違っても「うわ～♪スポーツってたのしい♪」ってならないの。

「芸」だからね、当然対価を要求するわけですよ。
モロに態度が「やってやったんだからおやつくれ」みたいなね。

モチベーションもめっちゃ低いですよ。
だって別にやりたいくないんだもん。
柴犬としては、おやつくれるっていうからさ～的なね。

あぁだれかこないかな・・・

こんなだからね、おやつで始めたトレーニングの場合
徐々におやつを減らしていったりして
最終的にはおやつをなくしていこうみたいな感じになるのですが
それがなかなか進みませんね。

１度でももらえなかったら
「あ、もうくれないんだ、じゃいいや」
ってなるのよ。

その引き際たるや、立つ鳥もビックリのあとを濁さずですよ。

だからむしろおやつを使わないしつけだって
できるタイプなのです。実は。
ま、しつけとトレーニングとは別物ですけどね。

じゃ、柴犬にトレーニングやスポーツは無理ってこと？

う～ん。
柴犬がほんとにそのトレーニングやスポーツ自体が好き＝「ツボ」なら
うまくいくかも。

でも集中してやってくれる時間は激短いと思われます。

じゃ、柴犬ってぜんぜん言うこと聞かないの？

っていうとそういうわけでもないのよ、これがまた柴犬の不思議なところ。
ある程度、信頼関係の成り立ってる相手だったら
わりと素直に言うこと聞いてくれたりもするのね。
（もちろん聞かないことも大いにあるけど）

しょーがないからママとたそがれてあげる

こんなだからトレーナーさん泣かせの犬だと思うのよ。
だって別に毎日お世話してるわけでもないトレーナーさんが
別にたいして好きでもないトレーニングさせるんだもん。

そんな感じなもので
よく自分ではボーダーとかシェパードとか飼っているトレーナーさんから
「柴犬も好きですよ♪」
って言われると

「あ、そんな無理しなくていいですよ」

と言いたくなるのは私だけではないと思う(-_-;)
むしろ「柴犬は扱いづらくってね～」って
言われたほうがスッキリする。
嬉しくないけど。

最近はやり（？）のいわゆる陽性強化（？）のトレーナーさんとは
こんな感じになるんだと思いますが
一方、昔ながら（？）の警察犬訓練系のスパルタトレーナーさんとは
一見言うこと聞きそうで最終的にめっちゃこじれそうな気がします。

柴犬のやりたくない気持ちを凌駕するくらい(笑)
こわーいトレーナーさんだったら
いくらなんでも柴犬も動いたりする。

ガンコに動かない犬もいるけど
たぶんひどい目にあう（らしい）。

きっと柴犬的にはめちゃくちゃ我慢してる。
実は忍耐強いの。
我慢して我慢して我慢して・・・ある日キレる（かも）。

なので柴犬飼いの「正しいトレーナーさんの使い方」は
自分が犬を動かす方法を学ぶという
ごくごく当たり前のことだと思います。

間違っても「うちの柴犬をどうにかしてくれ」は無理。
飼い主でできないことが
トレーナーさんにできるわけがございません。

でも独りよがりにならないように
信頼できるトレーナーさんに見てもらうのはアリだと思います。
ハイ。

★本日もおまけあります★

次回（え！まだ続くの？とか言わないの！）の柴犬的考察は
【犬語編】です。
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