前編に引き続き、後編です。

カウンセリング(しつけ相談)に行って来ました【前編】 – コタロー日記-柴犬と一緒 ▽・エ・▽

1時間のドライブの後、インストラクターの先生のご自宅でカウンセリング。

ちょっと早めに着き、車を停めさせてもらって、15分ほど近くを散歩。

ドライブの後はトイレのためとコタローの楽しみのため、散歩をするのが常です。

なぜ「おいで」が必要か

先生のご自宅の1室で、カウンセリング開始。

カウンセリングは、まず現状をいろいろと聞いていただきました。

これまでの社会化への取り組み方、パピー教室等で習ったこと、etc。

そして本題(?)の「おいで」。

目的を聞かれ、「犬同士で遊んで夢中になって、オフリードになってしまったときに公園外へ飛び出したりするのが怖いから」と答えました。

先生にはさらに「後2年もすれば、犬ともそんなに遊ばなくなるし、それでもおいでが必要だと思う?」と重ねて聞かれました。

・・・う~ん、確かに。

今現状で困っているから、他犬と遊んでいるときに呼び戻しができれば安心だけど・・・。

で、先生と話してるうちに自分の口から出たのは

「コタローをもっと自由にしてやりたいから、呼び戻したい」

ということでした。

今のままずぅ~~~~っと必ずオンリードで暮らしていけば、それほど散歩でも引っ張るわけでもない・イタズラもそんなにひどくないコタローですから、そこそこちゃんと暮らしてけるでしょう。

でも、もっと自由にしてやりたい。

オフリードが許される場所でなら、オフリードにしてやりたい。

でもその自由を与えてやるためには、コタローが「呼ばれたら必ず戻ってくる」ルールを守ることが大前提なんです。

思えば、トイレトレーニングをしたのも、階段の上り下りを練習させたのも、すべてコタローに自由を与えてやりたいから。

でもルールを知らないコタローに滅多やたらに自由を与えれば、家族とコタローとの生活に無理が生じます。

だからコタローにもトイレの場所を守るルールなりなんなりをトレーニングしてきました。

そして、今回の呼び戻しも、やっぱりコタローに与える自由のため、コタローにルールがあることを分からせることだと思いました。

おいでトレーニング第一歩

まず、ロングリードで外での「おいで」はまだ私とコタローには早い、ということ。

そもそも家の中で確実に「おいで」で来るのか?

散歩中のオンリードで、名前を呼んで反応するのか?

そしてコタロー自体に、人(=私)についていく意識があるのか?

そして先生から提示された、初歩の初歩の「おいで」トレーニングのポイントは

  • アイコンタクト(アテンション=注意)を向けさせる
  • 名前を呼んだら必ず反応させる
  • 「おいで」で確実に脚の間まで来させる
  • 人についていく意識を持たせる

ということでした。

実は私、和犬系はアイコンタクトが苦手だし、無理にしなくてもいいんじゃないかとサボってました。

でも、アイコンタクトをとる=アテンション(注意)がこちらに向く、ということがないと、「おいで」で来させることは難しいといわれ、なるほどそのとおりだなと思いました。

常にコタローの頭のどこかに飼い主=私の存在がある。

そんな風にトレーニングしていかないと、コタローにとってもっとも興奮しているような場面・犬同士で遊んでいるときに呼び戻しなんてできないのです。

そしてまず第一段階として、「お散歩中に名前を呼んだら振り向かせる」ことからスタートとなりました。

同時に、室内で「おいで」で脚の間まで来させること。

そしておやつを与えるときだけは、特別な褒め言葉(例:Good)にすること。

次の段階として、3mほどのリードで、ごくごく家の周りで「おいで」を練習すること。

そしてここで重要なのが、失敗させないために、コタローが他に気を取られていない時、100%成功すると思った時に限って呼ぶことが大切!とのことです。

おいで実践

ここで、先生が実演して見せてくれました。

コタロー、ちゃんとテンション上がるんですよ。

私もやってみたのですが、やっぱり先生の時とは違うんですよね。

先生の指示はメリハリがきいていて、コタローにも伝わりやすい。

先生は犬のプロだから当たり前といえばそうなのかもしれませんが、私はコタローのプロになりたい。

これからがんばらなければいけません。

通常は基礎レッスンが終わった犬に対してのレッスンなのだそうですが、コタローの状態を見て、グループレッスンに参加させても問題ないとみていただけたようです。

(とりあえずオスワリ・フセ、あやしい(?)マテが出来るだけ)

トレーニングを続けるためにも、ぜひ来月から参加してみようと思います。

ちなみに屋内トレーニング場所が確保できているとのことで、暑さや天気も問題なし!嬉しい♪

犬同士のご対面!

最後に先生の犬、ラビ君(和犬系MIXの13才)とご対面。

いきなり別室からつれてこられたラビ君を見て、コタロー珍しく「ワン!」とひと声。

たぶん奥からミニチュアダックス・なっちゃんの声が聞こえていたのに、大きなワンコが出てきて「えええ?誰誰?」ってビックリした模様。

でもラビ君が堂々と落ち着いていたので、コタローもいつもどおり挨拶させてもらって、ご満悦の様子でした。

ラビ君、20kg超の中型サイズ・毛色は白の立ち耳・・・そう、思わず紀州犬タローを思い出しちゃいました!

でもMIXらしい柔和さがありました。

やっぱりタローは紀州犬ですからね、年齢とともに温和になったとは言え、もっと硬質な感じがあります。

カウンセリングを終えて

カウンセリングは全部で2時間でしたが、実はコタロー、おいで実践以外の時間は、ちゃんと足元に伏せて大人しくしてました。

実践前は私の足元に、実践後は先生(!)の足元に(一応私と先生の間ですが)伏せてました。

別にリードを持ったり、伏せさせたりしたわけではないのですが、自主的にそうしてました。

いや、コタローは落ち着いた犬だとは思ってましたが、見知らぬ家でちゃんと過ごせるのを見て、すごく安心しました!

いままで社会化と称していろいろとやってきたこと、無駄じゃなかったんだなぁって。

物事にはやっぱりタイミングというか、時期ってあると思います。

これが3ヶ月前で、コタローがまだまだ散歩中に引っ張っていて、名前を呼んで振り向くどころかとにかく先を急いでいた時期なら、この「飼い主に注目させる」ってトレーニングをしようと思わなかったし、出来なかったと思います。

一方で、月齢3~4ヶ月頃から地道に「飼い主に注目させる」ことをしていたら、もっと「おいで」は出来やすかったかもしれません。

ただ、そんな小さい頃に「飼い主に注目させる」トレーニングをしていたら、ついつい「ツイテ」だのなんだのやりたくなるのがトレーニング(な気がする)。

今のように自然な形で引っ張らない散歩や、自発的に落ち着いていられる練習はできなかったかもしれないし、いちばん大切にしていた社会化は、そういったトレーニングに気と時間を取られておろそかになってしまったかも。

まさに「今」が、コタローと私にとっては、トレーニングを始める最適なタイミングだと思っています。

インストラクターの先生も、和犬の気質をよく知っていてコタローに無理強いは一切しないし、だからコタローも落ち着いていられたと思います。

ちなみに今回行ったのはこちらの先生↓

犬のしつけHowto

先生いわく、やっぱり和犬系は「人についていく」意識が薄いので、(このへんラブとかの犬種とは違うところですね)なかなか「おいで」は難しいそうです。

ちなみに私が求めている「他犬と遊んでいても呼び戻せる」というのは、かなーり高度なことだそうな。

確かにそうですね(^_^;)

早速トレーニング

今回はあまり余裕もなかったので、写真はありません(^_^;)

カウンセリング中に写真は難しいですね。

早速自宅に戻ってからの夕方のお散歩で、「名前で振り向かせる」を実践しています。

行きはウンチもしたいし気もはやるだろうから、適度に疲れた帰りにやってみました。

におい嗅ぎもしていない落ち着いた帰り道に「コタ!」

f:id:maki-mama:20090708061657j:image:w300

くるっ(暗い中で撮ったのでブレブレ失礼!)

f:id:maki-mama:20090708061658j:image:w300

「よし!」でおやつ♪

f:id:maki-mama:20090708061659j:image:w300

常におやつは取り出せるように用意しておかないといけません。

こうなると、トリーツポーチが必要だなぁ・・・。

前買ったのは壊れちゃったし、新調する必要アリですね。

***おまけ***

生粋の日本人の私、これまた生粋の日本犬に「Good!」が言えない・・・

は、恥ずかしい~(>_<)

何か他にいい言葉ないでしょうか・・・

にほんブログ村 犬ブログ 柴犬へ

↑↑↑最後のおやつを食べている写真ですが

最近、M字眉毛が拡大してひし形というか三角形というか

おにぎりの「のり」みたいになってます・・・

←ポチっとクリックしていただければ励みになります