まじめにしつけやトレーニングしよう!
という飼い主が陥りやすいのは
「おやつ依存症」という難病
柴犬コタロー日記
お散歩中に会ったパピーちゃんに胸ではなく尻を貸す柴犬

ただ柴犬さんをはじめとする和犬の方々は
おやつなんて興味ないってタイプが多いのです。

その時点でおやつ興味ないんでまいっか、で
「おやつ陽性強化」手法をとらない飼い主さんも多数。
(そしてそれはそれでしつけはうまくいくペアも多数。)

それをなんとかおやつに興味持ってもらうまで
あの手この手で使い続けると
おやつジャンキー気味の柴犬ができあがります。

もっとすごい(?)飼い主やトレーナーさんは
完全におやつジャンキーまで持っていきますが
(そこまで行くとちゃんとトレーニングされた
 作業系の洋犬レベルに「見える」ようになります)
並大抵の飼い主ではそこまでは持っていけません。

持っていきたくても難しいです。

何しろほんとはおやつに興味がないとこからのスタートなので。

コタローは2年前まで「おやつジャンキー気味」の犬でした。

おやつ依存症の私が
せっせとおやつを貢がせていただいたからなのですが
2年前に日常的におやつを使うことをぱったりやめました。

なんでやめたかなどのいきさつはこちら。
「おやつジャンキー」から抜け出す | 柴犬コタロー日記

ちょうど(?)アトピー出たりダイエットしたりで
断りやすい理由もできたことだし
基本的にヨソサマからもらうおやつもやめました。

かといって私はおやつを(使うことを)
全面的に否定してるわけではありません。

何か新しい動作を教える場合には
とても手っ取り早くて有効な手だと思います。

ただそういったこと以外のことにおやつ用いるのは
あまりよろしくないなあというのが
経験からの個人的な見解。

たとえば「指についていく」という動作を
おやつを使って教えたことがありますが
最初は意味が分からないからおやつを使っていって
行動が定着したら(意味が分かったら)もうおやつはなしで
日常的に使います。
柴犬コタロー日記
「車来るからあっちよけて~」と指差したりして

こういうことをおやつなしで教えるのは
ちょっと面倒だったりしますもんね。

ただね、おやつジャンキー「気味」にしたところで
もともとがもともとなものだからか
いつでもいうことをピシッと聞くかっていうと
そうでもないのね(笑)

呼び戻しても飛んで走って戻ってくるときもあれば
全然動かない時もある。

でも飛んで戻ってくるときもあるのを見た飼い主は
トレーニングすればいつでも飛んで戻ってくるようになるかもと
おやつのグレードを上げたり量をたくさん出したり
ますますおやつの使い方に傾倒していったりします。

私もそうでした。

でもそのうちふと
今はおやつが欲しいか欲しくないかで
行動を決めてるようなとこも見受けられたりして
今実は呼び戻されたくないのか
それはなぜなのかというのが見えなくなってきて
本当はコタローがどう思ってるのか
おやつがあるから余計に意思疎通が難しくなったような気がしてきました。

で、おやつを日常的に持って歩くのは一切やめて
何か新しいことを教えるようなときにだけ
ちょっと使ったりする使い方に変えて
2年くらいたちました。

柴犬コタロー日記
ロングリードお散歩中ほげっとしてるコタローを呼んでみる

呼び戻しても飛んで戻ってくるようなことは
まずなくなりまして(汗)
柴犬コタロー日記

その代りハエがとまりそうなスピードで戻ってきます(笑)
・・・途中で呼び戻されているのを忘れそうなくらい。
柴犬コタロー日記
こっちゃぁーん おーい

柴犬コタロー日記
よかったよ、思い出したんだね(笑)

つい昨日、たまたまお散歩バッグにおやつが入ってるのを発見。

その前の日にわんにゃんにおやつをあげて
手近なバッグに入れたものでした。

で、好奇心(笑)から「コタロー!」って呼んで
戻ってきたところを差し出してみると・・・

ちらっとニオイ嗅いで、食べずに行っちゃった(笑)。

たぶんこれが本来のコタローの動きなんだろうなぁと。

飼い主が「おやつ依存症」を抜けて
コタローも「おやつジャンキー」が抜けた模様。

コ:えー、行きたくないなぁ
ま:えー、でももう帰らなくちゃまずいからさ来てよ~
コ:じゃしかたないから行くよ(しぶしぶ)
ま:わーこたさん、ありがとう!

みたいなやりとりもまた楽しからずや。

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おやつで走って戻ってくるより
飼い主単体でしぶしぶ戻ってくる方が価値があると思うことにしよう(笑)
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