4才でしつけ教室へ・その1 の続きの
4才でしつけ教室へ・その2 の続き。

飼い犬とさて何を一緒に
やるかなーと考えたとき

アジリティだったりダンスだったり
トリック的なことを教えたり
とまあいろいろあるんでしょうが
そういうのにはことごとく向いてない
人間なら三十路を過ぎたイイトシの男子・コタローです。
柴犬コタロー日記
オマエもな

向いてないっていうか
興味もないっていうか
おやつくれるならまあちょ~~~~っとは
やってやるけどくらいな
一般的に言われる「愛犬と一緒にやる楽しいこと」に
やる気スイッチの入らないコタローです。

それを無理にやらせても仕方ないなーと思うし
私もコタローとそんなことをしてる自分が
いまいち想像できない。
この犬にしてこの飼い主あり。

ところでコタローと暮らす上で
私の究極(?)の目標は
お互い無理なくもちろん周りにご迷惑もかけず
どこへでも自然にコタローを連れて行けるように
なることだったりします。

コタローも猫たちが運動会する中で
ひとりでぼけっと留守番してるより
多少は私と出歩く方がマシかななんて
思ってるんじゃないかと思われるので。

で、その実現に近づくのは
アジリティでもドッグダンスでもないのね。

じゃなんなんだっていうと
それが「飼い主と・・・・マナー教室」だと
思ったんです。
で、実際そうでした。

犬の砂場 Dog Communication Class」や
フリースラインドハーネス講習会」で
幾度となくお世話になってるへちまこさんのブログで
犬とのつき合い方と飼い主のマナー教室」の後期新入生が募集されてることを知り
さっそく申し込んでみました。

1か月に2回も片道2時間かけて通うなんて
無謀かなーとも思ったのですが
半分の参加でもよいと快く受けてくださったので
遠慮なく参加することにしました。
柴犬コタロー日記
しまった!やる気スイッチ落としてしまった!

結局は全日参加することができました。

この教室ではオスワリだのフセだのツケだのを
教えるんじゃないんです。

犬同士が一緒に過ごして社会化するなんてものでも
ないんです。

日常の中、地域の中、この人間社会の中に
犬と自分とがきちんと受け入れてもらえるマナーを身に着けることを目標に
人とすれ違う時はどうすればいいのか
犬とすれ違う時はどうすればいいのか
自転車が来たらどうすればいいのか
雑踏の中をどう歩けばいいのか
「飼い主」が実践的に学ぶ場です。

その中で必要ならオスワリもさせることもあるし
ついて歩かせることもありますが
あくまでもそれは必要だからやることで
意味のないオスワリもマテもやりません。

そう、意味がないとまったくやる気スイッチの入らない
柴犬にはモッテコイの教室です(笑)。

コタローをはじめ柴犬は大多数そうだと思うんですけど
意味のないことはやらない。

アジリティをやろうとトンネルくぐらせようとしても
トリックを覚えさせようとしても
・・・「で?」みたいな感じになる。

それってなんか意味あるの?的な。

ま、そりゃたしかに冷静にそういわれると
くぐる意味はないかもねとか思ってしまう弱い飼い主です(笑)

スポーツが悪いとかいうわけじゃなく
そういうのは楽しめる犬と飼い主がやればいいのであって
無理にコタローみたいなのがすることもないわけで。

でもこの教室のようなマナーは
好き嫌いにかかわらず
人間社会で生きていこうとするなら
絶対に必要なことなんです。

最後は年末の雑踏の中を歩いて
犬連れOKカフェでお茶を飲みつつめでたく卒業となるわけですが
いざという災害時の同行避難訓練もかねています。
柴犬コタロー日記
コタロー、いつもの鴨の群れ・・・じゃなくて人間の群れを発見。

コタローは実によく
やってくれたんじゃないかと思います。
柴犬コタロー日記
たいへんだ!ノーリードの人間だらけだ!

片道2時間車に乗って移動し
1~2時間教室で勉強し
帰りは飼い主のごはんに付き合い
柴犬コタロー日記

また片道2時間車に乗って帰るという
こうやって書くとすごいたいへんそうですが
実際はふたりでのんびりまったり移動したので
思うより全然苦にはならなかったです。

帰りにサービスエリアのドッグランに放してみても
相変わらず走るでもなくはしゃぐでもなく
ちょっと臭い嗅いでハイ終了。
20130212-152548.jpg
飼い主が離れてみると・・・

でもこの1~2年で変わったのは
ドッグランでも自然にそばに寄ってくるってとこかな。
柴犬コタロー日記
なんとなく寄ってくる

というわけで齢4才にして初めてのしつけ教室通いでしたが
いろいろ小難しことをしようとする前に
まずこういったことが自然にできるようになるよう
飼い主も勉強する必要があると思いました。

山の中の一軒家で滅多に人にも犬にも会わず
一生をそこで生活をするなら必要ないかもしれませんが
ほとんどすべての犬と飼い主が必要だし
ぜひ受けてもらいたい教室でした。

犬を飼ったらまずマナー教室へ!
各地でこのような教室が開かれたら
きっと地域の犬問題はぐっと減ると思われます。

へちまこさんを始め先生の方々
一緒に勉強させていただいた飼い主と愛犬の皆さん
コタロー共々たいへんお世話になりました。

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