犬連れだとままあることですが
コタローを「触ってもいいですか?」と
聞かれることがあります。

涼しくなってもお散歩休憩は欠かさない柴犬

人間マナー的には正しいんでしょうけど
最近、これにどう返答していいもんかと
悩みます。

「いいですよ」って言ったら
当たり前ですけどそれは
「触ってもいいですよ」ってことで。

でもそれって
私が決めることでもないような気がしてします。

散歩なのに歩かないで寝る柴犬

コタローは触られることが
たいして好きじゃない。

というか、たぶん人間自体
たいして好きじゃない。

かといって怖いとか
すごく嫌いというわけでもない。

なでられて気持ちよさげなときもあるし
触ろうとするだけで嫌そうにするときもある。

外で寝るくらいなら家に帰ってみたらどうでしょう、コタローさん

ここで相手がこどもなら
いわゆる「犬の触り方」・・・
まず手をグーにしてにおいを嗅がせてからとか
上から手を出さないとか
頭じゃなくて胸とかなでるとか
を教えて触らせるって方法もあります。

実際そうやって触らせたこともあります。

でも、そうやってセオリーどおりに触ったからって
コタローが嫌がらないわけでもないのです(^_^;)

頭上から手を伸ばした人に
「上からじゃなくて下からなでてください」
と言い、それを相手が受け入れて
下から手を出したところで
コタローが嫌がらないとは限らない。

一方で、頭上から手を出しても
嫌がらない場合だってあります。

その違いは何だっていうと
なでるまでの過程もおおいに影響すると思いますが
相手の性別や年齢も関係するのかもしれないし
もしかしてニオイとか動きとかそういうものかもしれない。


30分くらい休憩しちゃうこともよくありますのだ

絶対に嫌がるから事前にやめさせることはできても
最終的に受け入れるかどうかは
コタローにしかわからない(^_^;)

ハナからダメだと思われる場合は
触りたそうにしてても申し訳ないですが
気がつかないフリをします。

はっきりと「触ってもいいですか」と聞かれたら
「嫌がらなかったらね」としか言いようがありません。
間違っても「触ってもいいですよ」とは言ってはいけない。

嫌がるそぶりを見せたら
「嫌がってるからごめんね」と立ち去る。

特に聞かれもせず
コタローと直接交流を始めた場合は
コタローが嫌なそぶりを見せたら
「触られるのが苦手なんです」と言ってしまう。

すんごい冷たいようですが
コタローに我慢させてまで
「お触り」させてやる義理はないのだと思うのです。


でも寝てるときに触ると「にゃーーーーっ」ってちゃんと抗議します

先日、イベントで獣医師主催の
「犬との触れ合いコーナー」で
こんことがあったよ、と友人に教えてもらいました。

「夏の晴天の午後1時の屋外。

 2m四方の囲いに小型犬5頭に対し
 こどもたちが20人近く。

 暑くてぐったりしてる犬を
 なでくり回すこどもたち。」

こどもは嬉しかったかもですね。

ふわふわの生きてるぬいぐるみを
触るようなものです。

別に痛いことや苦しいことはしてないかもしれません。
さすがにそんなことがあったら
親も主催者も注意するでしょう(と思いたい)。

でもそれって犬は嬉しかったでしょうかね?

こどもに犬と接する機会を与えたいという想いは
すばらしいかもしれませんが
こうやって犬と接したこどもは
ほんとに犬とふれあうことを学べたんでしょうかね?

そもそもこれは、「ふれあい」と呼べるんですかね?


自分からひざに乗るようになったケイちゃん

ほんとの「触れ合い」って
ただ一方的に犬の体を撫で回すことじゃないと
思うんですよね。

コタローから近寄ってニオイを嗅いだ。
そっと指先を出したら鼻をちょっと押し付けてニオイも嗅いだ。
そしてコタローが離れた。

それだって立派な「触れ合い」なんです。
というか、一方的なお触りより
よっぽどコタローには嬉しい触れ合い。

先日コタロー連れでかけたおまつりの会場で
ヨチヨチ歩きの赤ちゃんとお母さんが
コタローに話しかけてきて
コタローが赤ちゃんの足のニオイをそっと嗅ぐと
赤ちゃんがそっと手を差し出して
その手にコタローは
そっとそっと鼻を寄せてニオイを嗅ぎました。

何人かコタローを撫でてくれた人はいましたが
彼がいちばんコタローにとって
嬉しいふれあいをしてくれたと思います。

コタローも気をよくして珍しく
その後そっと首をなでてくれたお母さんを前に
ごろんと横になってお腹まで見せてました。

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