コタローはずっと首輪とリードのつけ外しが苦手でした。

つけようとすると暴れる。ひっくり返る。噛む。

まだ噛み加減のわかっていなかった2~3ヶ月の頃は、噛まれると血が滲むこともありました。

でも首輪やリードをつけないとお散歩にも行けない。

無理やり押さえ付けてつけてしまったこともあります。

しかし、これじゃいつまでたってもうまくいくはずがない!

で、考えた対策

1.首輪を付け外ししやすいハーフチョークにする → 未実施

これはチェーンじゃない、すべてナイロンで出来ているハーフチョークです。

頭からスポッとかぶせられるので、あっという間につけられるため、嫌がらないというわけ。

ですが、結局のところ使用しませんでした。

というのは、スポッとかぶせられるってことは、スポッと抜ける可能性もあるんじゃないかと心配になったからです。

前への引張りには強いけど、後ろに後ずさられると抜けるかも・・・。

大きさの調整も難しそうなので、やめました。

2.おやつ大作戦 → △

とにかくおやつあげまくりで、その間につけるというもの。

リード・首輪=おやつ=イイコト、という図式にならないかなと期待したのですが・・・。

結局途中でおやつがなくなってつけられず、再度やり直しになったりして、あまりうまく行きませんでした。

3.おやつで「マテ」作戦 → ○

「マテ」が理解できるようになったので、まずおやつを私の足の間に置き「マテ」。

待っている間に首輪やリードをつけます。

これはかなり出来ましたが、コタローは首輪やリードよりおやつに夢中。

リード・首輪=おやつ=イイコト、と関連付けられたかどうかは怪しい。

いろいろと試してみましたが、どれも結局は「リードをつけることを誤魔化しながら、知らない間につけてしまえ」的な対策でした。

これでは、いつまでたってもリードつけそのものに慣れないんじゃないかと思い始めました。

誤魔化さずに「首輪を触られる・つかまれる」ことに慣れてもらわないと、根本的な解決にならないのではないかと思ったのです。

そこで、とにかく「首輪をつかまれること」に慣れてもらうため、以下のことを始めました。

  1. ガッチャエクササイズ(過去記事およびガッチャエクササイズ|私は社会化のドッグトレーナー
  2. 褒めるたびに首輪をつかむ
  3. 撫でるたびに首輪をつかむ
  4. リードをつけるときは「つけるよ♪」と最高にご機嫌に対応する
  5. リードつけで噛んできても「うんうん、大丈夫だよ」となだめつつご機嫌に続行する
  6. 暴れたりしたらまず首周りをマッサージしたりして、落ち着いたところでリードをつける

ちゃんとつけられたら、ご褒美をあげたりもしてました。

そうするうちに、「リードつけるよ」と私が座ると、コタローもちゃんと座って待てるようになって来ました。

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まだウキウキでつけて♪という感じではないですが、オスワリして待てます。

最初は「オスワリ」と「マテ」を指示していましたが、最近は自主的にオスワリするようになりまいした。

ちなみに自主的にオスワリするまで、私の周りを2~3周ウロウロとまわったりします。

そのときも、私はただリード持って待つだけ。

待ってもせいぜい2、3分。

コタローが「つけてもいいよ」って準備ができるまで待ちます。

今回はカメラを向けていたせいでなかなかリードをつけないので、「あれ?」と思ったコタローが自主的「フセ」してます(^_^;)

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コタローは何かをしてもらいたい時、自主的に「オスワリ」をしますが、それでもしてもらえないとこんな風に自主的に「フセ」します。

ちっちゃい頭で一生懸命考えてます。

コタロー頑張ってます。

リードをつけてる最中に手間取ると、たま~に歯を当ててきたりしますが、噛みはしなくなりました。

そんなときも「あれ?」というとやめてくれます。

この「あれ?」は、私からコタローに対する「今コタローがやっていることは私のして欲しいことじゃない」というメッセージにしている言葉です。

ところで、この自主的「オスワリ」は、外へ出る玄関前でもやってます。

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ま、「オスワリ」しないと私が動かないので、自主的に座るしかないんですけど。

このときもお散歩へ行きたくて落ち着かないコタローですが、待ってればそのうち座ります。

こちらも最初の頃は「オスワリ」「マテ」の指示をしていました。

最近では自宅の敷地から道路へ出るときも、オスワリしていったん待たせます。

これはまだ始めたばかりなので、自主的には座りません。

「座って」と声をかけ、座るまで待ちます。

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これらは外への飛び出し防止のためにやってます。

首輪をつけたり、リードをつけたり、玄関で座らせたり、ウンチの処理中に待たせたり。

コタローを待たせる場面は多いです。

でもその前に、私がコタローを待たないといけないなぁと思うようになりました。

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待ってもらうために待つことの重要性

無理やりリードをつけていた頃の私は見逃してたなぁ

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